カーステレオ カーオーディオを家庭用ホームオーディオとして使う

久々の更新となってしまいました。

本業がおかげさまで忙しく、なかなか楽器を触る時間がとれません。

さて、今回はカーステレオの話です。

私には一人息子がおりまして、早いものでもうすぐ15歳になるみたいです。

最近では誰に似たのか知りませんが、オーディオなどの電気製品に夢中なようです。

工場の一角(2mx3mくらい)が彼の作業場。

机から電気配線まで全て自作です。

うちは家業が車屋なので、要らないカーステレオは沢山あります。

で、そのカーステレオをオーディオとして使用しています。

YouTubeで音楽を聴くのは今風ですが、最近の中高生が好むような音楽は嫌いなようで。

Lo-FiなHip-hopが好みのようです。

進化形

DVD、CD、MD、カセットと多様なソースに対応。

デッキはそのまま使用するのではなく、分解してOHします。

読み込まなくなったCDデッキやMDデッキは捨てられてしまうことがほとんどですが、

彼はどうにか修理しちゃいます。

カセットデッキもしっかり実働で、照明電球の色も変えてあります。

しまいには捨てられていたVHSデッキやHDレコーダーを拾ってきて、修理してしまう始末。

何故わざわざ100vを12vに変換してまでカーオーディオを使うのかと少々疑問に感じていたのですが、

今思うとカーオーディオをホームオーディオとして使うのは色々なメリットがあります。

まず、省スペースであること。

本格オーディオでコンポーネントを組もうとなるとそれなりの大きさになりますし、

重量もかなりのもの。

それに対しカーステレオはコンパクトに凝縮されてますので、卓上に置いても邪魔になりません。

次に、頑丈さ。

カーオーディオの使われる環境は劣悪です。

車室内はかなりの高温になりますし、常に走行時の振動を受けます。

そんな環境にも対応するカーステレオは、とても頑丈に作られています。

そして、意外に高音質。

安物は駄目ですけど、上位機種はびっくりするほどの高音質のものもあります。

イコライザーやクロスオーバー、DSPなどの細かなセッティングもでき、

1DIN本体のみで3Wayネットワークシステムを構築できるものもあります。

外部パワーアンプを使えばかなりの大音量も出ますし、

小音量でのニアフィールドリスニングにも適しているでしょう。

日本の住宅事情にマッチしていると思われるカーオーディオのホームオーディオ化。

調べてみると同じことを考えている人はやっぱりいるようで、愛好家も多いようです。

電源からボックスまでパッケージ化して製品化されたものもあるようです。

そうなると私も実践してみたくなってきました。

既製品をそのまま使うのも面白くないので、自作する予定です。

本業車屋の、オーディオデモ機としてもいいかなと思っています。