ジムニー / その他いろいろ 2017年2月10日

出張寄り道日記 ジムニー製作状況 JA22エンジン載せ換え JA22ショックマウント修理 K6A F6A G13B エンジンオーバーホール

先週は積載車で県外出張が続きました。

アストロパンサー入庫。

こちらのジムニーは買い取り入庫。

すぐに嫁ぎ先が決まりました。

久々の湘南ドライブ。

波は小さいながら、サーフィンする人がちらほら。

こんな歌があるんですね。

そして今週も外に出てばかり。

新東名の帰り道、夕日の絶景ポイントを発見。

iPhoneで撮影しましたが、それなりに撮れるんですね。

レース用ボートが展示されていました。

スピードを追求した機能美に昂奮。

 

牧之原市に板金修理車輌の預かり。

自走でしたので、静波海岸に寄り道。

春のようなポカポカ陽気でとても気持ちよかったです。

次の日は冬に逆戻り。雪がちらほら舞う中、神奈川へ修理車輌の引き取りへ。

 

工場内作業状況です。

オーダー製作 JA22パノラミックルーフ

車検で入庫のJA22ジムニー。

エンジンは新車時からのオリジナルと思われます。

動かしてみると、なんか調子が悪い。

点検していくと、3番プラグが大変なことに。

嫌な予感がして圧縮を測ると、3番シリンダーは4.0くらいしかありませんでした。

エンジン終了です。

当社製作のコンプリートエンジンに載せ換えることになりました。

Fショックアブソーバー取り付け部も大変なことになっていました。

これもJA22系でありがちな事例です。

ショックの角度が悪いせいか、ショックブラケットの穴とショックが摩擦して穴を広げてしまうのです。

構造としては70系ランクルやメルセデスGクラスと同様の3リンク、コイルとショックが同軸のタイプですが、

ジムニーはアーム長が短いので車高の上下によるショックの角度変化が大きいのでしょう。

JB23系ではショックとコイルを別に配置するタイプに改善されていますので、メーカーもこの事実は把握していたはずです。

構造上の根本の解決にはならないのですが、溶接補修します。

これでこの先数年は大丈夫でしょう。

この件に関してネット検索していたところ、この部分をピロボール化した事例を発見しました。

10年経過した後も磨耗などなく健在だったようで、当店としても気になる手法です。

 

オーダー製作中のJB32型ジムニーシエラ。

エンジンOHで問題発生。

測定結果、シリンダーの磨耗が激しく、規定値を超えていました。

これは見て見ぬふりはできません。

いくらピストンリングを新品に換えても、圧縮がしっかり出ないレベルです。

通常であれば最小限のオーバーサイズピストンに合わせてボーリングとなるのですが、

困ったことにG13Bエンジンのオーバーサイズピストンが存在しないのです。

JB31型の8バルブG13エンジンはサムライとして北米輸出されていたので、

アメリカでは補修用からボアアップ用まで様々なサイズのオーバーサイズピストンが販売されていて、輸入も可能。

(流石自動車大国アメリカ)

しかしJB32型の16バルブG13は壊滅的。

メーカーからの供給もありません。

 

内燃機屋さんと相談の結果、スリーブを製作し挿入、ボーリングという手法で補修することになりました。

黒い塗料がたまたま無かったので、赤で塗ってしまったF6Aエンジン。

これはこれで格好良いかもしれません。

 

 

 

 

 

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