新型ジムニー JB64 JB74 リフトアップ スプリング の話

新型ジムニー、新型ジムニーシエラ JB64 JB74 のリフトアップのお問い合わせが増えてきております。

1インチアップ?2インチアップ?3インチアップ?

どのくらい上げようか、悩むところですね。

リフト量が決まったら、次はパーツの選定です。

ところで、リフトアップスプリングはリフト量が同じならみんな一緒だと思っていませんか?

 

リフトアップに関するお問い合わせで

何インチアップですか?

とか

何インチ上げてタイヤサイズは○○で干渉しませんか?

という質問はとても多いのですが、

バネレートはいくつですか?

とか

自由長は何センチですか?

といった質問を受けることはほぼありませんね。

 

弊社取り扱いのJB64 JB74用リフトアップコイル。

3㎝アップと3インチアップがございます。

(1インチ=25.4ミリメートル 自動車業界はメートル単位とインチ単位が入り乱れてややこしいです)

先日JB74で2インチアップのご依頼を受け、弊社商品では設定が無いのでよそから取り寄せてみました。

ちなみに金額は弊社スプリングの約半額!

 

ぱっと見て

(うちの3㎝アップと変わらなくない?)

と感じたので試しに並べてみると、

なんと!長さがほぼ変わらないではないですか!

(赤が2インチアップ、白が3センチ(約1インチ)アップ)

新型ジムニー JB64 JB74 リフトアップ スプリング

でも実際に組んでみると、2インチくらいちゃんと上がっています。

これはどういう事かといいますと。

車高(リフト量)を決定する大きな要素は、コイルスプリングの硬さと長さです。

同じ硬さであれば、長いスプリングの方が車高は上がります。

逆に同じ長さであれば、硬いスプリングの方が車高は上がります。

この二つの要素をどのように組み合わせるかが、各社考え方の違いであり、腕の見せ所なのです。

(厳密にいうと巻き数やピッチなど色々とあるのですが、ここでは割愛します。)

スプリングが硬すぎると乗り心地がゴツゴツして悪くなりますし、

逆に柔らかすぎるとフニャフニャしてロールも大きくなります。

 

単純にこの2つのスプリングを比較すると、

弊社取扱いの3㎝(約1インチ)アップスプリングは他社の2インチアップ並の長さで、

バネレート(硬さ)を抑えた仕様であると言えます。

 

実際の乗り心地ですが、

純正よりは硬く、不快なロールやフワフワ感を抑え、

なおかつリフトアップサスでありがちな不快な突き上げ感、ゴツゴツ感を抑えた快適スポーティー仕様です。

メーカーさんの話では、テストを繰り返し試行錯誤のうえ完成した自信作だとか。

そして、日本製で高価なバネ材を使っているので外国製の安物とは別物だそうです。

 

サスペンションセッティングで重要になるもう一つの重要な要素が、伸び側の余裕です。

柔らかくて長いスプリングということは接地状態ではある程度テンションが掛かり縮んだ状態で、伸び側に余裕が生まれます。

これを生かすには、それに見合ったショックアブソーバーの選定が鍵です。

 

当初スプリングメーカーの見解ではノーマルショックでも使用可能とのことでしたが、

実際に組んでみるとリアショックのストロークが足りず、酷い乗り心地でした。

 

サスペンションの役割をおさらいしましょう。

路面からの衝撃を吸収、受け止めるのが、スプリングです。

衝撃を受けて縮んだスプリングは、伸びて戻ろうとします。

伸びきったら、その反動でまた縮み、それを繰り返し共振、揺れが止まりません。

それを抑えるのがショックアブソーバーの役割です。

衝撃でグッと縮んで反発で即座に伸びようとするスプリングを、ちょっと待てよと抵抗になり、ゆっくり伸ばすのがショックアブソーバーなのです。

ショックは、

縮み側の硬さ

伸び側の硬さ

ストローク

と様々な要素が絡むのですが、ここでは主にストロークの話です。

 

色々試した結果、現在では2インチアップ用のショックを組み合わせて使っています。

この組み合わせにより、リフト量を抑えながら2インチアップ並みのストロークを確保、

悪路走破性の向上に寄与しているのです。

いわゆる、

「伸びる足」

ってやつです。

 

新型ジムニー JB64 JB74 リフトアップ サスペンション リアバンパー

長さが合っていないショックを使うとどうなるかという事例がありました。

JB74 ジムニーシエラで3㎝アップのリフトアップご依頼

スプリングは弊社のもの

ショックはお客さんが自分で選んで購入してきたノーマル~1インチアップ用ランチョショック

の組み合わせで施工しましたが、

リヤショックは長さが到底足りず、延長ブラケットを使ってもまだ短い状態。

このまましばらく乗ってもらいましたが、

数か月後、

「乗り心地が硬すぎて耐えられないので、スプリングを元に戻したい」

との相談を受けました。

それはスプリングのせいではなくてショックの硬さとストロークの問題ですよとご説明し、

ショックを交換することになりました。

 

ランチョはガス圧封入で縮み側も硬いショック。

それもひとつの要因ですが、

それよりもフルバンプから戻る時にストロークが足りずショックが完全に伸びきってしまい、

その衝撃を突き上げ感と感じてしまっていたのです。

ショックを換えて乗り心地は改善されました。

 

このようにサスペンションのセッティングは様々な要素が絡み難しいものです。

パーツの選定は経験があるプロに任せた方が吉です。

ネットの情報ばかり鵜呑みにしないで、経験のあるプロに相談しましょう。

無駄な出費を抑えられます。

 

リフト量は上げれば上げるほど迫力が出ますが、重心が上がり安定性が落ちるなどのデメリットがあります。

ストリートメインでちょこっとオフロードの方は、3㎝(1インチ)アップがちょうどよいかと思います。

実際のところ、悪路走破性もかなりのものです。

新型ジムニー JB64 JB74 リフトアップ カスタムバンパー リアバンパー

タイヤの半径を超える段差も難なくクリア。

新型ジムニー JB64 JB74 リフトアップ カスタムバンパー リアバンパー

ノーマルバンパー+3㎝UP+BFグッドリッチ225/75R16

新型ジムニー JB64 JB74 リフトアップ

新型ジムニー リフトアップ JB64 JB74

ストリート~ちょいオフロード派にお勧め 3㎝UPスプリング

低重心で伸び側の余裕は2インチ並のストローク

キャスター、ラテラル補正はなしでギリギリOKなレベル

新型ジムニー リフトアップ JB64 JB74

本格的なクロカン走行には3インチアップ

新型ジムニー JB64 JB74 リフトアップ

2インチ以上はキャスター角、ラテラルの補正が必須となります。

 


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