ジムニーベース車輌入庫情報 K6Aエンジン油圧の話

日中はまだまだ暑い日が続きますが、朝夕は秋の訪れを感じつつある今日この頃。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

そんな中、私どもはオーダー車輌の製作作業に追われております。

オーダーされているオーナー様、順番に製作しておりますので楽しみにお待ち下さい。

 

さて、更新をサボりがちだったベース車輌ストック状況のページを更新しました。

新たに数台入庫しております。

最近では良質なベース車輌は少なくなる一方。

値段も徐々に上がっていて、仕入れは簡単ではなくなってきました。

秋の夜長、当店HPを眺めながらカスタムプランニングされてみてはいかがでしょうか。

カスタムコンプリートの製作には数ヶ月を要します。

オーダーを検討されている方は、お早めにご相談下さい。

 

先日は車検を切らしてしまったお客様の車を引き取りに行ってきました。

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そこで、いい出会いがありました。

そのお客様から、近所にジムニーが売りに出ているよ、との情報を入手。

行ってみると、そこには静かに佇む昭和のジムニーが。

オーナーさんと連絡が取れ、詳しく見せてもらうと予想以上のグッドコンディション。

他にも気になる物が沢山あり話が弾んでしまいましたが、交渉成立して買い取らせて頂くことになりました。

入庫しましたら詳細お知らせしたいと思います。

 

帰りは、お気に入りの愛鷹PAへ。

そこに貼ってあった、愛鷹川柳。

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風情のある句から切ない恋の句、川柳でもなんでもない外人さんの感想まで。

そんな中で妙に共感してしまったのが、

「またくるよ あのわすれない 焼肉定食」

という句。

きっと、よっぽど美味しかったのでしょう。

また来たくなるほどの、忘れられない焼肉定食の味。

たしかに、ここの焼肉定食はとても美味しくファンも多いのです。

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もうひとつ私のおすすめは、醤油ラーメン。

あっさりシンプルな素朴な味。これがありそうでなかなか無い味なんですよね。

私はいつも、ここへ立ち寄ると定食とラーメンを両方注文して食べます。

(やせの大食い)

定食は、ご飯味噌汁おかわり無料。

愛鷹PAは上りも下りも同じ経営なので、ほぼ同じ味を楽しめます。

東方面から東名高速でお越しの際は、是非お試しあれ。

 

JA22ジムニー K6Aエンジン 油圧の話。

少し前の記事で紹介した、原因不明でメタルが焼きついてしまうJA22ジムニー。

しばらく平坦路で慣らし走行した後、実際オーナーさんが普段往復する通勤ルートを走ってみました。

暖気前 まだエンジンが冷えている状態のときはアイドリングでもこのくらいの油圧になります。

オイルがまだ硬いので油圧もおのずと高めです。

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暖機終了し、通常走行でのアイドリング時油圧はこのくらいで安定します。

エンジンオイルはワコーズの5W40、SNグレード。

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単位はbar。1bar=100000Pa=100kPa。

上り坂走行時。

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アクセルほぼ全開でやっとこの速度を維持できるかどうか、というほどの急勾配が続きます。

最初のうちはエンジン回転数に伴い油圧も4~5barまで上がりますが、

後半は3500rpmで3barほどと下がり気味。

ただし、油圧が小刻みに振れたり、突然下がるようなことはありません。

K6Aターボのオイルポンプリリーフバルブ作動圧は270~350kPaなので範囲内のような気もしますが…

 

登りきったところで停車させると

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油圧計の針は限りなくゼロに近い数値を指し、ワーニングライトが点灯しました。

(それでも純正メーター内のオイル警告灯は点灯しません。)

水温は95℃、オーバーヒートというレベルではありません。

実際油温はどの程度だったのでしょうか。油温計を付けなかったことが悔やまれます。

登り坂が続けば、帰りは当然下り坂。

水温は80℃以下まで下がり、それに伴い油温も下がったのでしょう。

油圧は正常値に戻りました。

 

試しに、オイルをMOTULの10W40に交換してみました。

ディーゼル車や古いアメ車用に買ってあった比較的安価なSLグレードですが、

高温側の数値が同じでも低温側粘度が高い方が、全体的な粘度は高くなる傾向にあるからです。

しかし、結果は同じでした。

通常走行時の油圧は若干上がりますが、高負荷登坂走行時の油圧は同じように下がってしまいます。

単純にオイルの熱ダレか?

それならばさらにハイスペックなオイルを入れる必要が出てきます。

K6Aターボの純正指定オイルは10W30。

そんなにスペシャルなオイルを入れないと過酷な状況で壊れてしまうエンジンなのでしょうか?

しかしそうなると、載せ換え前のエンジンが焼きつかなかった理由が説明できなくなります。

そもそも、JA22ジムニーで油圧計を付けることが初なので、この数値が良いのか悪いのかの判断もつきません。

とりあえず他の車輌にも油圧計と油温計をつけてみて、同じルートを走り状況を見たいと思います。

 

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