ジムニー / エンジン 2020年4月17日

最近の F6A の傾向 ジムニー エンジンオーバーホール

車輌持ち込みでオーバーホール依頼の1型JA11のシリンダーブロック。

放置車両ではありませんよ、実働車です。

シリンダー内壁のサビは洗浄後に発生したものですが、その他は元々こんな状態。

よくこれで動いていたなと。

この腐食は削ってどうにかなるものではありません。

できればこのエンジンを使いたいという要望でしたが、これを見てしまうと、、、

一時期冷却水が減って真水をつぎ足し乗ってしまったそうで、それが原因でしょうね。

 

こちらはまた別のエンジン。

JA11 持ち込みでのエンジンオーバーホール。

早速分解洗浄しましたが、こちらも冷却水路の腐食が酷い。

基本的には錆びないアルミですが、ご覧の有様。

これも再利用しようと思える代物ではありません。

水路が詰まりかけて均等に冷却されていなかったのでしょう。

3番ピストンだけが妙に焼けています。

冷却水、LLC、ロングライフクーラントの役割は、

氷点下でも凍らないこと

エンジン内部の防錆

です。

この効果は、走行距離に関わらず時間で劣化します。

2年ごと、車検毎くらいでの交換が望ましいです。

ちなみにこの2件はベースエンジンとして使えませんので、

別の中古エンジンを用意しました。

当然、ベースエンジン代(コアチャージ料)が追加で発生します。

これはリビルトエンジンでも同じことです。

外したコアが使えないとコア代請求されます。

 

良質個体は減りつつあるあるF6A SOHC、リビルトエンジンもコア不足で値上がりしました。

クーラントとエンジンオイルの交換はこまめにお願い申し上げます。

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