ジムニー / エンジン 2020年4月24日

弊社テスト車輌 エンジン降ろしました。

さて、私事ではありますが、ここしばらくジムニーに乗っていません。

雪山アタックを最後に車検が切れたのです。

こんな遊びができるのもジムニーならでは。

オンロードの走行性能を追求しつつ、このくらいの悪路走破性は残したいところ。

 

サーキット走行の経験から、今後のカスタムの方向性が決まりました。

4WD機構と、ある程度の車高は確保しつつハイスピードで曲がれる車にする。

そのためにはトレッド幅の拡大が必要。

ノーマルジムニーのトレッド幅ですと、ちょっと車高を下げたくらいでは簡単に横転します。

それだけ元の重心が高いということです。

まずはウィールの幅、オフセットにより幅を広げることを考えました。

ここで障害となるのが、139.7の5穴というジムニー特有のPCD。

国内ではほぼジムニーオンリーのガラパゴスPCDなので、選べるサイズが限られてしまいます。

そこで、6穴変換スペーサーなるものを買ってみました。

試しで用意したウィールがミッキートンプソンのクラシック 15x8 オフセット-28

タイヤはヨコハマのラリータイヤ。硬質ダート~ターマック用。

お試しなので中古を買いました。

少し走ってみましたが、さすが競技用タイヤ。

グリップ力抜群。

そしてトレッド幅拡大によるコーナリング時の安定性も申し分ありません。

ただ、わだちでのハンドルのとられかたが半端なく酷い。

ナックル周辺の負担もかなりのものでしょう。

さらに、変換スペーサーの強度に問題がありそう。

残念ながら、この仕様は諦めます。

 

どちらにせよ車幅変更する予定なので、ナンバーは抹消しました。

仕事の合間にエンジン降ろしました。

特に不具合を感じていた訳ではありませんが、ハードなサーキット走行後の状態を見たかったのです。

さらなるパワーアップに向けてのチューニングも考えています。

メタルの状態。けっこう傷入っています。

オイルクーラー付ける前に無茶してしまったせいかな。

このエンジン、元々ヘッドにクラックがありました。

お客さんの車には使えないよね、ということでテスト車輌に載せた経緯だったのですが、

そのクラックがだいぶ広がっています。

そして、驚愕の事実が。

なんとクランクシャフトがねじれつつ曲がり、シリンダーブロックも歪んでいました。

どれだけの負荷が掛かっていたのでしょうか。

 

残念ながら、このエンジンを使うのはやめます。

別のベースエンジンを探します。

お問い合わせ


ジムニー専門店  SCM EXPERIENCE (SCM エクスペリエンス)

〒417-0852

静岡県富士市原田104-8

OPEN 10:00 ~ CLOSE 19:00

毎週月曜日・祝日・第一・第三火曜定休日

TEL: 0545-32-6182

FAX: 非公開

※ 業務多忙につき、留守にする場合がございますので、ご来店の際には事前にご連絡いただけると幸いです。

※ お問い合わせにつきましては、弊社でのオーダー製作依頼・メンテナンス等をご検討のお客様のみに限らせていただきます。


You may also like...